ラトビアと柳のバスケット
現代において、「森と共に生きる知恵の象徴」として再評価されているラトビア柳のバスケット。
柳は乾燥と使用を繰り返すことで、編み目が締まり、全体が落ち着き、歪みにくくなり、丈夫さを増します。その為、世代を超えて代々受け継がれていく暮らしの道具でもあります。
その歴史は古く、日常道具としては約1,000年以上、技術の起源はそれ以前にさかのぼると言われています。
ラトビアで柳のバスケットが発達した理由は幾つかあります。
●川・湿地・湖が非常に多い●冷涼で湿り気のある気候
柳の生育にとって最高の環境。切ってもまた生え、まっすぐで繊維が強く、加工しやすい柳は、木材を無駄にできない農村社会にとって理想的な素材でもありました。
ラトビアは長く農業・採集中心の暮らしでした。●ベリー、きのこ、じゃがいも、穀物の収穫
●薪や干し草の運搬
●市場へ物を運ぶ手段
軽くて丈夫、通気性が良い柳のバスケットは毎日の生活道具として最適でした。特に「森の国」ラトビアでは、いまもベリー摘みやマッシュルーム摘みに欠かさない道具です。
長く、厳しい寒さで農作業ができない間、●柳をボイル
●乾燥
●編む
室内でできる仕事として技術が継承されてきました。
ロリタとペーテリウスの物語
▲ロリタさんとぺーテリウスさん
職人歴30年以上になるぺーテリウスさんが柳を編むことを始めたのは幼少の頃。お父さまに教わり、日常に必要な道具として編んでいました。
趣味として続けていたバスケット編みは、生涯の伴侶であるロリタさんとの出逢いで変化します。ぺーテリウスさんのカゴ編みの技術と高い完成度に驚いたロリタさんに後押しされ、ビジネスとして始めてみることにしたのです。
細々と始めたバスケットビジネスは、やがて職人を複数人抱えるまでに。日本同様、職人の高齢化による伝統技術の継承の難しさが課題でもあります。ラトビア国内で高い技術力を誇るバスケット職人は、今やペーテリウスさん含め15人いるかいないか、という中、工房では、次の世代である息子のアウガスツさんがぺーテリウスさんの指導の下、着々と腕を磨いています。
ゲストハウス『Kalndaki Lodge(カルンダキロッジ)』
ロリタとペーテリウスさんは長い間ラトビアの首都、リガにある自宅兼工房で暮らしていましたが、より自然の中で暮らしたい、と、バスケットの素材である柳の育成や自給自足に近い生活ができる郊外に引越し、静かな森の中で暮らしています。
母屋と同じ敷地内にゲストハウスが併設されており、訪れる人はバスケット編みを体験しながら、暮らすように過ごすこともできます。次の旅先にいかがでしょうか?
インフォメーション
| 素材 | ヤナギ |
| サイズ(約) | 【開口部】横:30㎝ 奥行:20㎝ 【本体高さ】20㎝~27㎝ 【持ち手含む高さ】40㎝ 【持ち手の長さ】45㎝ |
| 生産国 | ラトビア |
| 注意事項 |
・商品の色味はご使用の媒体によって多少異なる場合がございます。 ・カビや変形の原因となるため、水洗いは極力避けてください。 ・使い始めは柳特有の甘い香りがすることがありますが、時間とともに薄まっていきます。 ・黒い斑点、ささくれ、小さな亀裂がある場合があります。天然素材による風合いとしてご了承ください。 ・高湿度はカビや変形の原因となるため、風通しの良い場所でご使用ください。 ・乾燥による割れ等を防ぐため、暖房の熱や風が直接当たらない場所でご使用ください。 |
| お手入れ方法 | ・汚れは乾いた柔らかい布や柔らかいブラシで払ってください。 |










